よくあるデータの不備について

データに不備があった際、お客様にデータを修正していただき、再入稿をお願いする場合がございます。
再入稿によって納期の遅延が起こり、
ご予定の日にちに商品をお届け出来ないという事態になる可能性がございますので、
隅々までデータの最終チェックを行っていただき、余裕を持ってデータをご入稿くださいませ。

お客様のデータに見られる特に多い不備をまとめましたので、
最終確認のご参考にしていただけますと幸いです。

よくあるデータ不備一覧

  1. 1.画像のリンク
  2. 2.フォントのアウトライン化
  3. 3.総インキ量
  4. 4.大容量のデータサイズ
  5. 5.塗り足し
  6. 6.不要データの混入
  7. 7.印刷範囲
  8. 8.オーバープリント
  9. 9.白版について
  10. 10.配置について
  11. 11.カラーモードの設定方法
  12. 12.特色の変換方法について
  13. 13.弊社テンプレート不使用
  14. 14.箔押しの注意点
  15. 15.Office系で作成のデータ

特色の変換方法について

特色とは？

通常、印刷で使う色はCMYK（シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック）の4色（プロセスカラー）のインクを組み合わせて表現しますが、CMYKの4色では表現できない色もあります。

例えば、金色や銀色、パステルカラー、蛍光色など、このような色を表現するために特色を使います。また、CMYKの4色では表現できない独特の色合いを表現するためにも使用されます。
（特色の色見本：PANTONE（パントン）やDIC（ディック）など）

特色とは？

point

弊社の通常印刷はプロセスカラーでの印刷になっているため、特色印刷を希望していない場合、データの特色部分を弊社にて特色からプロセスカラーに変換させていただきます。

CMYKの色域は特色の色域よりも狭いため、特色をCMYKに変換すると、色がくすんでしまったり、色味が変化する可能性があります。

特色印刷について

プロセスカラーでは表現できない色を印刷できることが特色の一番の特徴ですが、
特色印刷には、指定した色に合わせて調合したインクを新たに作成する必要があるためコストがかかります。
費用や納期等が通常の印刷とは異なるため、ご希望の方はお問い合わせください。

特色をチェックする方法

illustrator「分版プレビュー」で確認する

STEP.1　分版プレビューを開く

illustrator「分版プレビュー」で確認するstep1

メニューの「ウィンドウ」から「分版プレビュー」を開きます。

STEP.2　オーバープリントプレビューで表示

illustrator「分版プレビュー」で確認するstep2

「オーバープリントプレビュー」にチェックを入れます。

STEP.3　使用されている特色のみを表示する

illustrator「分版プレビュー」で確認するstep3

「使用されている特色のみを表示」にチェックを入れます。

STEP.4　CMYKを非表示にする

illustrator「分版プレビュー」で確認するstep4

「CMYK」のチェックを外して非表示にします。

STEP.5　特色のオブジェクトのみ表示

illustrator「分版プレビュー」で確認するstep5

特色のオブジェクトのみが表示されます。

特色をCMYKに変換する方法

illustrator「カラーを編集」で変換する

STEP.1　レイヤーのロック解除のためすべてを選択

illustrator「カラーを編集」で変換するstep1

まずレイヤーのロックを解除するため、メニューの「選択」→「すべてを選択」を選択します。（「ctrlキー＋A」でも可能）

STEP.2　「すべてをロック解除」を選択

illustrator「カラーを編集」で変換するstep2

メニューの「オブジェクト」→「すべてをロック解除」を選択します。

STEP.3　再度「すべてを選択」を選択

illustrator「カラーを編集」で変換するstep3

再度、メニューの「選択」→「すべてを選択」を選択します。

STEP.4　CMYKに変換する

illustrator「カラーを編集」で変換するstep4

メニューの「編集」→「カラーを編集」→「CMYKに変換」を選択します。

STEP.5　特色がCMYKに置き換わります

illustrator「カラーを編集」で変換するstep5

選択後、自動的に特色がCMYKに置き換わります。