オーバープリント
オーバープリントとは
色を重ねて印刷を行う設定です。
背景色に前面色を重ねてすることで、版ズレを目立ちにくくする効果があります。
背景色と前面に重なった色が混ざった色で印刷されるため、基本的にはK100%の小さな文字や、細かい線に使用します。
![オーバープリント指定なし](../../img/incomplete-data/case08/incomplete-data_img_01.png)
オーバープリントを指定しないと若干版がずれた場合、白い隙間が出てしまいます。
![オーバープリント指定あり](../../img/incomplete-data/case08/incomplete-data_img_02.png)
オーバープリントの設定方法
STEP.1 属性を開く
![属性を開くstep1](../../img/incomplete-data/case08/incomplete-data_img_03.png)
メニューの「ウィンドウ」から「属性」を選択します。
STEP.2 オーバープリントを設定する
![属性を開くstep2](../../img/incomplete-data/case08/incomplete-data_img_04.png)
「属性」から対象となる塗り/線のオーバープリントにチェックを入れて設定が完了です。
オーバープリントの注意点
白色にオーバープリント指定すると消えてしまう
白色は色をつけないそのまま色(紙の色)を利用して表現しています。
つまり、白色にオーバープリントを指定すると下の版が抜かれないまま背景色が刷られてしまうため白い部分が消えてしまいます。
![注意①](../../img/incomplete-data/case08/incomplete-data_caution_01.png)
意図しないオーバープリントが指定されていると、色味が変わってしまう恐れがあります
C(シアン)背景の上にM(マゼンタ)の文字が重なっている状態で、M(マゼンタ)にオーバープリントが指定されていた場合、下の版が抜かれないので、C(シアン)とM(マゼンタ)が重なった色になり、色が変わってしまいます。
![注意②](../../img/incomplete-data/case08/incomplete-data_caution_02.png)